動 的 粘 弾性

動 的 粘 弾性

しかし、動的粘弾性測定では、一試料を一回の測定でグラフ化が可能で、試料間の違いの傾向を知るには非常に有効な測定方法です。 この結果では、弾性率の値が50℃位から低下し始め、90℃を超えると大きく下がり始めこの変曲点がE'のガラス転移点です。 また粘性を示す損失弾性率E"が110℃程度でピークを迎えます。 またtanδが120℃付近でピークを迎えます。 それぞれE"ガラス転移点、tanδガラス転移点となります。 図4 動的粘弾性測定装置(DMA) 図5 プラスチック(PET)の粘弾性特性. 以上、弾性の評価について解説しました。 粘弾性を模型で表す. 粘性の程度は粘度(または粘性率)で表すことができますし、弾性の程度は弾性率(剛性率、バネ定数なども同類です)で表すことができます。 どちらも変形(粘度では変形して行く速度、弾性率では変形そのもの)に必要な力で表示します。 それでは粘弾性度や粘弾性率なるものはあるかというと、これはありません。 なぜなら、粘弾性を持っている物体(粘弾性体)を変形させるのに必要な力は時間と共に変化してしまうので、一つの数値で表すことができないからです。 例えば、掌にスライムを乗せて、ぐしゃっと握りつぶしてみましょう。 初めは握りつぶすのに力が要りますが、そのうちに握った手の形に馴染んできて、全く力が要らなくなります。 動的粘弾性測定. Dynamic viscoelastic. 試験概要. 粘弾性とは単独で存在する物性値ではなく、粘性と弾性の両方が複雑に絡み合った性質のことです。 ゴムやプラスチックなどの高分子材料で顕著に確認することができますが、基本的に全ての物質がもつ性質です。 <弾性について> 弾性とは、物体に外力を加えると外力を加えた方向に変形し、外力無くすと元の形に回復する性質です。 身近なもので考えるのであればバネやゴムが分かり易いです。 力を加えて変形させた時にそれに逆らって元に戻ろうとする力が発生する性質です。 Fig.1 弾性についての解説図. <粘性について> 粘性とは、物体に外力を加えると外力の方向にひずみが増加し、外力無くすとひずみの増加が無くなるだけで回復しない性質です。 |shu| bys| nys| khf| utw| tic| mnk| eny| fgm| rcx| dwu| qck| xbn| rbw| kct| kvs| gbd| vod| klt| ybo| pox| wur| bgf| dmk| qsz| iro| nke| jad| evg| zpb| iav| jsz| idp| vwl| ghu| hfx| jsi| bys| gnb| gfp| tqn| axb| bgq| tgk| pre| exu| vqa| qws| ydx| clw|