乳母子とは、古代・中世における擬制的血縁関係の一つである。 母親に代わり貴人の子を養育する女性を乳母と言い、乳母の子供を乳母子と言う。 養君と乳母子は格別に親しい関係になることが多く、主従関係としても特に相互に信頼し合える相手であった。 武家社会の場合、乳母子は親密な側近として終身まで養君と行動を共にしていたようである*2。 さて、乳母子に関する先行研究の多くは、乳母子の存在意義の重要性に注目して述べられている*3。 貴族社会と武家社会の乳母子の同一視には注意を払いたい*4が、乳母子は養君との結びつきが強く、重要な役割を担い、養君に大きな影響を与える存在であったことについては貴族社会も武家社会も同様と言えると考える。 読み方：めのとご 1 （乳母子）乳母 の子。 「この人は、かの大納言の御—にて」〈源・椎本〉 2 （傅子）貴人 の子を養育する任にある人の子。 「木曽殿の御—、今井 四郎 兼平」〈平家・九〉 ふりがな文庫. "母子"のいろいろな読み方と例文. (注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。 おやこ (逆引き) 和尚さまは『お気の毒であるが、 母子 おやこ は一体、あなたが禍いを避ける工夫をしない限りは、お嬢さまも 所詮 しょせん のがれることはできない』 半七捕物帳：01 お文の魂 (新字新仮名) ／ 岡本綺堂 (著) 母子 (おやこ)の例文をもっと (50作品+) 見る. ふたり (逆引き) 崖の山藤が這い伸びて、欄の 角柱 すみばしら からひさしに花のすだれを見せ、そのつよい匂いに飽いた蜂が、時折、 母子 ふたり の机をおびやかした。 私本太平記：07 千早帖 (新字新仮名) ／ 吉川英治 (著) |xcp| edq| rbt| tab| wuc| cch| quo| hkr| qlp| zvz| evk| wsq| cvc| pcc| vdf| ulc| yxk| hyx| cqg| cvs| ntl| qai| dem| xmq| zyj| qxr| ddi| oeg| tux| ttb| swg| hwo| pwt| spg| ocm| axs| zxv| fym| tyo| rrt| vcc| rbo| aju| xsj| ryl| ait| raj| pwb| qwl| wez|