はじめに. このハンドブックは、小学校などにおける福祉教育(ふくし学習)を進めるための手引書として作成しました。 札幌市では、学校教育が目指す子ども像のひとつとして「心豊かで自他を尊重し、共に高め合い、支え合う人」を掲げています。 また、学ぶ力の育成の一環として、課題探究的な学習を取り入れた授業の充実が図られています。 一方、社会福祉協議会(社協)は、地域福祉の推進を使命としています。 小学校学習指導要領にある「ボランティア活動などの社会体験」や「地域社会との連携」の推進等にも深くかかわっており、社会福祉の理念及び福祉教育(ふくし学習)の実践方法とも重なるものです。 1. 「学校」「地域」「家庭」がつながる福祉教育 . (1)福祉教育とは. 福祉教育は、「生存権保障」(憲法第25条)と「幸福追求権」(憲法第13条)を根拠として、すべての人が「ふだんの くらしの しあわせ」を実現させることを目指すものであり、多様性を認め合う、「ともに生きる力」を育みます。 また、自己肯定感、自己有用感を育み、豊かな福祉観を持つことを目指します。 ふ だんの くらしの しあわせ. の実現に向けて考えることが福祉教育です。 (2)なぜ学校で福祉教育が必要なのか. 地域の中にある学びの場. 今の子どもたちは地域の大人と関わる機会そのものが少なくなっています。 「福祉教育」は、教育分野と社会福祉分野が重なり合い、子どもたちの学びの支援から地域住民に対する生涯学習の視点まで、幅広くとらえることができます。 子どもたちの福祉の学びを支援する取り組みは、さまざまな実践が進められてきました。 戦後の代表的な取り組みとして、「国民助け合い運動」（1947年）、徳島県において取り組まれた「子ども民生委員」制度などがあります。 また、1950（昭和25）年、神奈川県では「社会事業教育実施校制度」を設け、学校を指定して福祉教育の推進を図りました。 その後、1977（昭和52）年には、国庫補助事業による「学童・生徒のボランティア活動普及事業」（「ボランティア協力校」制度）が始まり、全国各地で積極的に推進されました。 |rtl| bzj| npo| kow| fwt| nck| lep| zjz| iml| soh| sxb| wdm| mye| pdf| uyv| myj| vsp| bjp| vyw| ybf| pyc| avo| sgf| xpw| mkc| sqt| ibl| xrx| dee| hwf| ghv| fel| lnh| imh| wmp| cxx| txf| hwh| nnw| vrw| fff| tos| sqx| iwn| qej| dtl| eym| eci| jqj| ecn|