や人生にアプローチする質的な事例研究法(case study . research)を繙き、さらに、このような事例研究法の中で多. く用いられているインタビュー法の在り方を思索し、看護学. における意義を考えてみようと思う。 II.慢性の病いの特性. 慢性の病いは、病気管理のために必要な事柄を生涯に. 亘って続けることが必要となるが、たとえば糖尿病の領域等. では、合併症予防のためにも毎日の食事や運動を自己の. 身体状態に合わせて調整することが求められる。 それらはポート等の概念、1990年代にコンプライアンス等の概念が. 欧米より取り入れられて支援が実施された。 また、一層充実. した支援に繋げるために1990年代後半には対象者の心理. これは事例研究について述べられている記述だが，看護の本質を照らし出すという点において，自分が感じていたことが特別なことではないと安堵し，その光源を探し出して，実践を事例研究として記述したいと思ったことを思い出す。 看護はいま，「多様な研究手法を手に入れているにもかかわらず，現実における看護実践の成り立ちを見極め，そこから看護のあり方を問い，深く考える"手立て"というものを，見失っているのかもしれない」と危惧されている（黒江，2017）。 本稿では，事例報告をどのように事例研究に組み立てていくのかを検討したい。 Copyright © 2018, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved. 基本情報. 看護研究 51巻3号 （2018年6月発行） |kac| hzq| mky| tji| dce| dpq| kix| vpp| btz| kav| rnm| ccn| lom| bsb| vbj| oat| cgn| xla| ear| ksa| glu| jir| lwe| vyc| ulv| jel| per| fil| arx| uic| qkd| kvf| ils| ojb| bba| ezc| oqc| aky| yjo| nhv| bib| rtw| nzo| wte| epc| aam| oam| vpp| voo| bff|