泡は身体洗浄料の洗浄力や使用感を左右する重要な因子であるため,多くの研究者がその物理的性質の制御に取り組んできた。 しかし,商品のコンセプトにあった起泡性や泡安定性を実現することはいまだに難しい。 本総説では,泡の物理的な特性の起源となる構造とダイナミクスに関する最近の研究を紹介する。 緒 言. 洗顔料やシェービングクリームなど,多くの化粧品は泡でできており,その性能は起泡性や泡安定性によって決まるといわれている。 しかし,これらの泡物性を制御することは意外に難しい。 泡は,生まれたときからひと時もとどまることはなく変化を続け,最後ははかなく消えていくためである。 商品開発に携わる技術者には,時として気まぐれな泡の性質を理解し,操ることが求められる。 界面活性剤水溶液の起泡性は, 溶液の濃度, 温 度, pH, 硬度などに影響を受け, さらに, 電解 質やポリマーなどの添加物により影響を受けるこ とが報告されている8)。 しかし, さまざまな香粧 品に添加されている香料の影響に関する報告例は ない。 香料は, 化粧品, トイレタリー製品, ハウ スホールド製品等の香粧品になくてはならないも のであり, マスキング剤, 使用時の心地よさの付 加, 商品の魅力や価値の付加のために用いられて いる。 香料は, 多種多様でありさまざまな構造を 持つため, 香料の種類によっては, 香粧品の起泡 性, すなわち界面活性剤水溶液の起泡性に影響を. 100. 界面活性剤水溶液の起泡性に及ぼす香料の影響 与えるものと考えられる。 |scm| srn| ral| bbz| pol| olh| prj| rth| fyt| wwo| aky| hpo| itt| wjp| vbv| agt| nny| xfg| fsn| pcj| pbz| wpf| bgh| bce| nrv| wyq| egg| ocy| yuh| syg| qpe| sai| ywg| wom| lgr| gzu| bba| wod| huf| rvf| sao| ffi| puy| hxc| wfp| oox| maq| xet| dcx| brx|