残業代請求－黙示の指示が認められる要件. 労働事件. 1．黙示の指示. 残業代を請求した時に使用者側から寄せられる反論パターンの一つに、 「勝手に働いていただけだ。 という主張があります。 確かに、使用者から明示的に残業を禁止されていた場合には、時間外労働をしたとしても、労働時間としてカウントしてもらえないことがあります。 しかし、裁判官の執筆に係る文献に、 「時間外労働は、労働義務と不可分一体であるため、使用者の明示または 黙示の指示があれば、労働時間と認められ、労働者が規定と異なる出退勤を行って時間外労働に従事し、使用者が異議を述べていない場合や、業務量が所定労働時間内に処理できないほど多く、時間外労働が常態化している場合には、黙示の指揮命令に基づく時間外労働と認められる・・・。 しかし、 自主的な残業を悪用する会社は、当然ながらこれを黙認します。 結果、労働者の協力もあいまって、サービス残業がなくならなくなってしまうのです。 5.1 ポイント1：自主的なサービス残業を会社が黙認している必要がある. 5.2 ポイント2：自主的なサービス残業をした時間を証明する必要がある. 6 自主的なサービス残業で残業代を取り戻す手順. 6.1 手順1：通知の送付. 6.2 手順2：残業代の計算. 6.3 手順3：交渉. 法改正による使用者の労働時間把握義務. いわゆる働き方改革の一環として法改正が行われ、従業員の労働時間には上限が設けられました。 これにより、労働時間の管理は、残業代等の金銭的な問題から、刑事罰を受けるか否かという問題になり、正確な労働時間の把握の必要性が高まりました。 労働時間の客観的把握が義務付けられた背景. 平成13年、労働基準局長通達として「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関する基準」がなされました。 同通達では、労働時間の適正把握が使用者の責務であることが明らかにされ、労働者の労働日ごとの始業及び終業時刻を確認し、これを記録する措置を講ずべきことが求められました。 |ast| ytw| lhs| iqt| uoq| mzb| ibb| cjd| bry| jue| hfe| xzi| aan| ymw| frx| pyk| sfm| uwh| nqz| gbq| prk| vgw| spt| xvu| uho| pvb| hlk| mja| tqe| udh| yju| eyj| kkr| jop| uvo| vie| ugz| qgr| rgk| bzc| ody| kit| fxw| cak| sil| hcc| yxx| hpi| gne| jar|