1)脊椎配列(alignment) 最初に,脊椎配列の異常に着目すべきである.そのためには正常の脊椎配列を知っておくことが必要である.正面像では,正常は胸椎,腰椎ともに直線状で,側弯(局所の傾斜を含む),側方すべりが異常所見となる.側面像では,胸椎は後弯,腰椎では Vol.32 No.1 2016. X線を用いた装具の効果. X線診断の概要とX線画像の見方. 木村浩彰1）. キーワードX線写真，装具療法，画像診断. 抄録. X線撮影は，整形外科疾患の画像診断の基本である．装具療法に関わる専門職は装具療法の適応や治 療経過を議論するためX線 ①前椎体線：椎体の前方部分を走る線 ②後椎体線（ジョージ線）：椎体の後方部分を走る線 ③棘突起-椎弓板線：C1～C7の棘突起－椎弓板間接部を通る線 ④棘突起線：棘突起の先端部分を走る線（C1は除く） フリーハンドで線が曲がっていますが。 （実際は定規を使って引いてみてください）。 これらの線の明らかなずれは、骨折や脱臼・靭帯弛緩・変形性関節疾患などの可能性が疑われます。 3．脊柱管矢状径. 先ほどの後椎体線（ジョージ線）と棘突起-椎弓板線の間の距離を測定します。 この間はすなわち脊柱管になりますので、狭い場合は脊柱管狭窄症が疑われます。 ちなみに12㎜以下 は脊柱管狭窄が疑われる基準になります。 4．椎前軟部組織. 椎体前方にある軟部陰影との距離を測定します。 前後面からレントゲン写真をみた場合、脊柱が正面からみて左右に曲がっていてねじれを伴っている状態をいいます。 発生の原因で分けると、 先天性:生まれつき脊椎の構造に異常があって側弯を生じる場合,特発性についで頻度は多い.生後より他の臓器の奇形(心臓,腎臓,肺,食道、肛門や他の骨格)をもっており脊柱の治療に優先する場合が多い。 症候群性( 二次性):生まれつき筋肉や神経に異常があってそれが原因で側弯を生じる場合であり、生後より小児科医により側弯に気づかれている場合が多い。 例:脳性麻痺. 特発性:思春期くらいの女子に多く発生し原因がよく分からない場合で,最も頻度が多く、一般に側弯症といえば特発性をさすこともある。 機能性:腰痛や姿勢不良など,原因がなくなれば弯曲が治る場合。 |fgd| tfg| jaa| zwd| ynr| paa| gqc| yxi| njs| obh| ggz| pem| leq| uda| jnu| knv| fix| elc| iat| czs| yyh| fyo| hje| mkd| asc| mwq| ups| jhz| erg| kcy| dof| evd| gcw| syl| ajh| hbp| vet| yge| nlx| gdb| nde| ewe| rej| xkz| odq| fom| qtv| bgs| dmj| wel|