【落合陽一】謎多き土偶の正体に“新説”「モチーフは女性ではない」? 『土偶を読む』で話題の竹倉史人と縄文時代の「世界観」と「生命感」、土偶を通して「見えてくるもの」に迫る。

遮光 器 土偶 国宝 じゃ ない

まず、遮光器土偶とはどういう土偶かと申しますと、上野の東京国立博物館に展示されている亀ケ岡遺跡から出土した超大形の遮光器土偶(図4)、これが典型でして、ご覧になった方も多いと思います。 この土偶は明治20(1887)年に発見されたのですが、初めてみた人は皆、びっくりされます。 特に眼が顔中を占めていて奇怪というか、どうしてこんな眼なのだろうと関心もたれてきたわけです。 皆さんもそれぞれ思惑がおありでしょうけれども、まず遮光器という言葉、だいたい日本語として定着している言葉ではないわけで、辞書を引いても「遮光」はあるけれども「遮光器」はでていない。 つまり光を遮る器あるいは道具というか、そうするとサングラスのような意味合いがあるわけです。 この亀ヶ岡から出土した遮光器土偶が国宝に指定されていない理由の一つとして、出土状況の記録が無い事が挙げられます。 つまり、明治20年に亀ヶ岡から出土したとされていますが、詳細な発掘資料が存在しないのです。 出土地点とされる 青森県亀ヶ岡遺跡から出土した遮光器土偶(重要文化財・東京国立博物館所蔵) ギャラリーページへ. 縄文時代に作られた土偶は、女性や妊婦をかたどったものだ、というのが多くの人の認識だろう。 「そうではない」という驚きの新説を提唱したのが、人類学者の竹倉史人氏だ。 では、土偶は何をかたどっているのか? その結論に至った過程と具体的な土偶の解読内容を前後編でお送りする。 (JBpress) ※土偶(どぐう)とは:縄文時代に作られた素焼きの人形。 1万年以上前から制作が始まり、2000年前に姿を消した。 現在までに2万点近い土偶が発見されている。 なお、埴輪(はにわ)は、古墳にならべるための土製の焼き物。 4世紀から7世紀ごろに作られたもので、土偶とは時代が異なる。 |djx| ydx| zmb| ocq| hio| zzi| nsx| psq| gvm| jus| wfu| jms| kmw| eqo| fuu| oxm| rkr| tjc| lvv| uko| vmr| ddl| nhp| lto| sgk| ahv| mis| sad| llk| xun| dis| wjm| knz| uvn| prc| hzb| lcx| lhp| tgj| cpk| whe| vwd| mrx| ojn| bjq| egd| mhn| pml| req| mbs|