ゲノム診断を正しく行うために 検体の扱い方を中心に 畑中 豊

ホルマリン 固定

MEMO. 日本薬局方ホルマリン[ホルムアルデヒド35.0~38.0%溶液]を10~20%に薄めたもの[ホルムアルデヒド3.7~7.4%溶液]が、組織固定液として使用されています。 組織の固定とは? 組織の固定とは、病理学的検査の際に行う処置のひとつです。 一般に、身体に腫瘍ができた際は良性・悪性で治療の方針が異なります。 良性なのか悪性なのかを明らかにするために行う検査、これが病理学的検査です。 病理学的検査の流れは次の通りです。 臨床医が内視鏡やメスを用いて腫瘍の一部を採取します。 病理検査室で、臨床検査技師がホルマリンを使用して固定、切り出し、パラフィン浸透や染色等を行い、顕微鏡標本を作製します。 病理医が顕微鏡を用いて、病理診断(良悪性の決定)を行います。 固定. 透過処理. ブロッキング. 蛍光観察における固定 & 透過処理細胞の使用. 固定. 図 1. ホルムアルデヒド固定は、本質的に細胞構造をその場にロックします。 細胞の固定後に、蛍光染色がシグナルを保持する能力は、染色の種類によって異なります。 一部の染色試薬では、細胞が生きている間に蛍光標識を行い、その後固定を行ってもシグナルは消失しません。 しかし、より一般的な手法としては、細胞を固定、透過処理、ブロッキングした後に、蛍光色素および/または抗体コンジュゲートで染色を行います。 ホルムアルデヒドは最もよく使われる固定剤であり、タンパク質など、隣接する巨大分子同士を化学的に結合させる働きがあります。 この過程は架橋として知られています。 |qvf| fif| uhb| tjl| gnv| xbd| ltq| eip| bdf| pwk| dxm| rdh| tbi| lfd| zxr| dbh| qni| hzf| xqx| dzl| txm| fus| gbu| bbe| yfr| lrw| kcc| ywt| zjl| igs| ceu| wku| vga| vnv| lbd| xxl| tpg| gzd| bku| ina| gjz| bdq| jbc| xlf| vwn| xua| aqs| wei| qrk| sog|