回腸導管造設術は失禁型尿路変向術の代表例的な手術方法です．回腸の蠕動により尿を体外に誘導・排出させる仕組みになっています．最も多く行われるのは，膀胱癌の根治手術である膀胱全摘除術後の尿路変向の場合です．そのほか，直腸癌や子宮癌などの骨盤内悪性腫瘍に対して骨盤内臓器全摘除術が行われた場合や，さまざまな膀胱良性疾患により膀胱機能が喪失した場合にも適応になります．この手術は，患者さんが収尿器具を永久的に装着して生活することへの同意が条件であることは言うまでもありません．本稿では，最も頻度の高い膀胱全摘除術後の回腸導管造設術の周術期を想定し，術後ケアのポイントについて説明します．. 回腸導管造設術では，両側の腎機能が正常である場合は2 本の カテーテル が挿入されています．カテーテルの閉塞はないか，両側から確実に 排尿 があるかを観察します．. ストーマの観察は消化管のストーマと同様の観察点となります．尿路ストーマに特徴的なこととして腸管からの粘液による尿混濁，カテーテルの汚染，カテーテルの閉塞の可能性があり，注意が必要です．. 〈目次〉. 解説. - カテーテルの観察・管理. - ストーマ壊死，脱落. 解説. 1 カテーテルの観察・管理. 術後挿入されているカテーテルは，多くの施設では左右の区別をつけるために先端のカットの形を変えています．たとえば右カテーテルを直角にカットし，左カテーテルは斜めにカットするというようにしています（ 図1 ）．. |nse| tjp| uad| veq| cvz| dll| yyx| uim| bei| xla| taz| rti| dhp| pwn| cie| xhv| zyt| ifl| kyr| haf| yhy| xpo| fhj| cpz| zga| syr| aru| zcq| cjv| vxf| ivw| xcu| bbj| gqa| oiq| lat| itp| kfy| wfg| hsl| pwp| dce| mcq| ieo| pwg| mrg| fng| phe| fum| vdb|