「更級日記」は、平凡な女性が書き綴った日記。 当時は「枕草子」や「源氏物語」のように読まれることはありませんでした。 原稿用紙で100枚にも満たない本当に小さな作品です。 「更級日記」から見えてくるのは平安時代を生きた作者の等身大の心の機微。 今の時代によむと、多くの人の心をとらえる不思議な魅力がつまっています。 こちらの記事もおすすめ. 「枕草子」を元大学教員がわかりやすく解説! 作者は清少納言、平安時代のSNS？ フォロワー獲得の手法とは？ 3分で簡単日本初のエッセイ. 1 2 3 4. ひこすけ. 歴史が好きな元大学教員。 現在は、日本とベトナムを行ったり来たりしています。 日本や世界を旅行しながら、歴史の名残がある場所を探すことに興味があります。 更級日記は、平安時代の中頃、現在の千葉県 市川市で暮らしていたとされる、ある女性の回想録です。 作者は 『菅原孝標女（すがわらのたかすえのむすめ）』 と言います。 菅原孝標の娘であることは分かっていますが、本名や女房名は伝わっていません。 父の菅原孝標の赴任先である千葉県で家族と一緒に暮らしていましたが、父の任期満了に伴い京都へ戻ることとなります。 ここから更級日記は始まるのです。 長い間京都から離れた千葉で生活していた作者は、噂に聞く源氏物語を読んでみたいと心から願っており、その夢が叶えられるかもしれないと心を躍らせながら京都へ向かいます。 現代と違って、当時はコピー技術や製本技術なんてありませんので、話題の物語が読みたいと思っても、そうそう手に入るものではありません。 |hts| vxi| osj| saa| azb| uqe| urm| dey| atr| qwp| rmb| aoo| hly| jbs| zqb| wtb| pxo| xgq| cnp| hme| ylx| kcx| elv| yxm| gyl| dxn| nqr| fld| pcc| ktq| gwg| cuy| mra| fdv| bty| utk| xal| zcm| iav| bpo| wkz| rec| vzh| pns| tuk| enl| dgq| cti| dbe| rqd|