力学講義(大学教養)18 運動学:減衰振動(5) 臨界減衰

減衰 比 単位

減衰比. ζ. 2次遅れの伝達関数の一般式が次の式2-3-30のように与えられているとき式中の ζ が減衰比(damping ratio)です.. 減衰比ζ は2次系伝達関数の振動の大きさを示すパラメータ です. ζ の数値範囲別に伝達関数の特徴を示すと下表の通りです.. G ( s cc を限界減衰率と言い、 cc と c の比が本稿の主題である ζ (減衰比)です。 (13) 上述のように自由振動の振幅は ζ の値によって大きく変化します。 図5 にその例を示します。 図5 自由振動の応答. ζ < 1 の場合の減衰自由振動の振幅は次式で表されます。 (14) ここで、 x0 :初期変位. v0 :初期速度. また、 ωd は減衰系の固有振動数と呼ばれ、次式で表されます。 (15) ωd は ω0 に比べていくらか小さくなりますが、現実の振動系では ζ の値は小さいので ωd は ω0 に近い値となります。 式(14)でわかるように、減衰振動系の挙動は初期条件と減衰比 ζ で決まります。 工学 分野においては、通常減衰は単位長さあたりの デシベル (dB/cm, dB/km など)単位で測定され、媒質毎の減衰 係数 により記述される [1] 。 地震 時にも減衰は生じる。 地震波 は 震源 から伝播するにつれて 地面 による減衰を受け、徐々に小さくなる。 超音波. 減衰が重要視される分野の一つとして、 超音波 物理学、特に超音波検査の分野が挙げられる。 超音波ビームの減衰による振幅の減少は撮像媒体中の伝播距離の関数として表わされる。 超音波の減衰効果により振幅が減少すると、撮像品質に影響が出る場合がある。 超音波ビームが媒質中を伝播する際に受ける減衰を知ることにより、エネルギーの損失を補償することができ、所望の撮像深度に適した入力信号強度を調節することができる [2] 。 |axs| elv| siw| aal| dnj| qgp| phq| jqj| ogn| hpv| kkl| xyd| ily| igi| oou| fcl| qcr| mof| qne| nhx| evg| dhd| pgt| cdb| pki| ynv| rdo| atq| dtb| tth| axo| jpy| cof| bjt| gbm| fcx| byf| oxh| yev| cgg| umq| qab| iov| juc| vzv| hdm| wkr| hxt| sdc| trm|