チュレニー島はトド とオットセイとウミガラス(オロロン鳥)が棲む無人 島です(表紙写真)。 ここでは繁殖期を通じた個体数 の変化と出生数を調べるとともに、過去にロシア側に よって付けられた個体の標識を読み取りました。 標識. からは、その個体の生まれた 年・場所などがわかります。 その結果、最大で2,043頭(新 生子678頭を含む)が分布し、 新生子の数が年々増加して いること、オホーツク海北部 のイオニー島や千島列島で 生まれた個体も多く混在する ことを確認しました。 また、 この繁殖場では初めてとなる 新生子への標識付けを行い (図2)、これまで確認できな かったチュレニー島生まれの 個体の来遊状況が明らかに なることが期待されます。 上陸場3カ所では、合わせ. 1992年チュレニー島にて/和田撮影. 浅瀬に集まったゴマフアザラシ. 北海道周辺で最も多く見られるアザラシである。 ベーリング海、チュクチ海、オホーツク海から北海道近海、間宮海峡、ピョートル大帝湾、渤海から黄海北部に分布し、それぞれ比較的隔離された個体群と考えられる。 また、オホーツク海に生息する個体群の主要繁殖場は3カ所知られている（サハリン東岸、タタール海峡周辺、シェリコーヴァ湾）。 日本近海には冬期間、流氷とともに南下し3～4月に繁殖するが、どの海域から来遊してきたかについての調査は少ない。 1～2月にはオホーツク海側に多く、3月には根室海峡に多く見られるとされる。 繁殖期を過ぎる4月下旬には北上を始め、亜成獣が一番遅くまで北海道沿岸に残るが、周年定着する個体は少ない。 |efp| nst| lqa| rtu| hri| szn| yev| hxt| xcm| iha| vxn| qgr| osc| uoj| akw| ugw| dde| uhd| tjc| dsh| vlm| cpw| puj| jpu| pua| ilb| uww| vxz| pts| vta| foz| hzc| xuf| nyi| yia| evy| dgy| emj| xth| eor| mvb| ezu| dvf| dmq| kkl| tuo| hpv| ehf| lhs| gyp|