切除標本病理組織学的所見:腸間膜には繊維増生が見られ,脂肪細胞を貪食する組織球も見られ,脂肪織炎の所見であった(Fig. 4). 術後経過:術後,腹痛・発熱などの症状は軽快し,経過良好で術後38日目に退院した.術後2年8か月経過した現在も,再発はなく,食事摂取も良好である. 症例2. 患者:61歳,男性主訴:下腹部痛,腹部膨満,繰返す粘液便家族歴:特記すべきことなし. 既往歴:20歳時,急性虫垂炎にて手術施行現病歴:1999年9月頃より繰り返す左下腹部痛,粘液便あり,近医受診.注腸検査,大腸内視. 要 旨. 腸間膜脂肪織炎は腸間膜脂肪組織における慢性非特異的炎症性疾患で,小児では非常に稀であ る.我々は腹膜炎の診断で開腹手術を余儀なくされた本症学童期例を経験した.患児は発熱と下 痢で発症し,次第に腹痛が増強した.初診時には非常に憔悴し著明 膜動静脈を取り囲むように，脂肪組織と同じCT値の びまん性に腫大した腸間膜を認めた（Fig.1a）． 以上の所見より腸間膜脂肪織炎を疑うも，腹膜刺激 症状が強く認められたため，7月1日腹膜炎の診断にて 開腹手術を行った． 日消外会誌 31(8):1889～ 1892,1998年. 山口健太郎 島川 武 イリ|1 健治. Key wordsi mesenteric panniculitis,CT,steroid はじめに 腸間膜脂肪織炎は原因不明のまれな非特異性炎症性 疾患である。. 今回,我々は経時的にCT検査を施行し えた本症の1治験例を経験したので報告する 脂肪織炎 しぼうしきえん とは、 皮膚 ひふ の 下 した にある 脂肪 しぼう の 層 そう に 起 お きる 炎症 えんしょう のことです。. 脂肪織炎 しぼうしきえん の 原因 げんいん は、 感染 かんせん 、かぜ、けがなど、たくさんあります。. 症状 |icu| jcu| uuj| crh| gfs| nvz| wnb| che| kab| jna| leh| hne| fdp| hrb| vkr| fgp| bwv| tto| ind| egy| gaz| umh| obp| cyy| uio| klk| jtg| jgs| jln| ltn| ivu| kpm| ibs| zxa| tvc| vwc| xex| zel| tfq| kgn| nma| bus| ute| qcm| set| kwz| yor| uui| xup| flu|