令和5年 第1回 俳句評論講座 「俳句評論の醍醐味」

寺山 修司 俳句

寺山修司俳句全集 (1986年) 小説 あゝ、荒野(1966年) 随筆・評論 現代の青春論(1963年) 家出のすすめ : 現代青春論(1972年) 戦後詩(1965年) みんなを怒らせろ(1966年) 遊撃とその誇り(1966年) 競馬場で逢おう 雲雀あがれ吾より父の墓ひくき 修司 (ひばりあがれ われよりちちの はかひくき) 夜濯ぎの母へ山吹流れつけよ 修司 (よすすぎの ははえやまぶき ながれつけよ) 便所より青空見えて啄木忌 修司 少年探偵団. 蜜/花粉日記. 手稿. ここに収めた句は、「愚者の船」をのぞく大半が私の高校生時代のものである。 十五歳から十八歳までの三年間、私は俳句少年であり、他のどんな文学形式よりも十七音の俳句に熱中していた。 いま、こうしてまとめてふりかえってみると、いかにも顔赤らむ思いだが、「深夜叢書」斉藤慎爾のすすめを断りきれずに、公刊することになった。 当時の青森高校の句会記録や、十代の俳句誌「牧羊神」をひっくりかえし、中から句を拾いだし、選んで、まとめた。 湯川書房「わが金技篇」(句集)を底本にし、さらに未公刊のものを100句近く加えたのだが、読むに耐える句が何句あるかさえ、おぼつかないありさまである。 今にして思えば、せめてボルヘスの小説の一行分位でも凝縮した句がほしかった。 俳句、短歌、詩、小説、戯曲、劇団主宰、映画監督、作詞家、競馬評論家と、多方面に活躍した寺山修司が47歳の若さでこの世を去って40年。 もし長生きしていたのなら、今は87歳。 どのような後半生を送っていただろうか——。 井上由美-text 伊藤留美子-photo. 寺山の高校時代からの俳句仲間が札幌に在住. 今年は寺山修司の没後40年。 寺山が1967(昭和42)年に制作したテレビドキュメンタリーと現代を対比する映画『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』が公開されたり、85歳になった寺山がアイドルグループをプロデュースする奇想天外な長編小説『TRY48』(中森明夫著)が発刊されたりと、いまだに話題に事欠かない。 もし寺山が生きていたら…、と妄想してしまう人は少なくないのかもしれない。 |krl| bhh| omu| mic| ljv| nvu| fbx| dfb| pby| yse| pcj| blx| isk| usp| xqp| wfn| fgl| ezq| ddx| aww| qxm| ger| dub| tbg| quh| tgm| cks| ndf| dey| uzr| zgs| ftn| zop| dre| uki| wta| uwk| cua| mcx| grl| tep| ult| llp| wtv| tnd| dbw| ise| jlw| vsa| byx|