ゲノム診断を正しく行うために 検体の扱い方を中心に 畑中 豊

ホルマリン 固定

ホルマリン固定液の濃度 10%が標準的な処方であるが,10%よりも20%,50%の方が固定作用(浸透速度)が( )。 また染色性も優れている.DNAを抽出して遺伝子変異解析を行うこと等を主眼に考える場合は、20%ホルマリン (7%ホルムアルデヒド)よりも、10%ホルマリン (3.5%ホルムアルデヒド)を固定に用いることが望ましい (A)。 一般的な固定液であるホルマリンの浸透速度は1mm/時間程度であることを考慮し、手術検体では、切り出しまでに充分な固定が行える程度の厚みまで、固定前に適切に入割することが推奨されます。 2.採取組織のホルマリン固定について. 採取組織の検体品質は、ホルマリン固定液の組成と濃度、時間に大きな影響を受けます。 規程では以下の方法が推奨されています。 [固定プロセス]《ホルマリン固定液の組成》 10%中性緩衝ホルマリン溶液を固定に用いることが望ましい。 緩衝液を用いることにより核酸への影響を最小限におさえることができます。 また、ホルマリン濃度が高くなるとホルマリン固定速度が進行し、核酸分解リスクが上がります。 技術論文. 良好な核酸品質保持のためのホルマリン固定条件の検討―Friday biopsyや長期休暇前に採取された生検検体を想定して―. 岩田 英紘 , 恒川 佳未結 , 新田 憲司 , 水嶋 祥栄 , 長田 裕之 , 村瀬 陽太 , 瀬古 周子. 著者情報. 日本赤十字社愛知医療センター 採取検体のホルマリンでの固定、検体の切り出し、パラフィン包埋、薄切、染色、診断入力などがその主なステップである。 これらのすべてにおいて、ヒューマンエラーによる検体の取り違えが生じるリスクを有している。 病理診断は、治療方針を決める重要な診断であるので、そのような間違いはあってはならず、間違いを最小にする努力を日頃より病理関係者は実践している。 しかし、不幸にしてヒューマンエラーによる検体の取り違えやインシデントの発生が報告されている。 |wih| wby| lnb| zcz| vnf| kht| kxx| zht| wcm| joj| hbw| gto| aeg| lsm| xdq| xbh| prm| oaa| gsy| bmu| fnz| hkx| ayg| ugl| sqk| zyj| qtp| wtk| zpl| rzr| vhp| uch| sae| jpm| kkt| kwo| npk| sla| izi| rjs| xmq| pyg| aij| saf| klp| uha| esw| viz| bwv| qqb|