山本 文緒 夫

山本 文緒 夫

新潮社 小説新潮. [ 特集 / エッセイ・コラム / 特集・インタビュー ]. ( 日本の小説・詩集 / エッセー・随筆 ) 山本文緒さん. 膵臓がんを患い、闘病生活を経て、2021年10月に惜しまれながらこの世を去った作家の山本文緒さん。 2022年10月には134日間に及んだ闘病日記が『無人島のふたり 120日以上生きなくちゃ日記』と題されて書籍化され、改めて故人を偲ぶ声が寄せられている。 本記事では、上京以来、文緒さんとの付き合いが30年に及ぶという作家の唯川恵さんが、文芸誌「小説新潮」(2021年12月号)に寄せた追悼文をお届けします。 距離を置いた時期もあれど、いつでも会えると信じていたのに……突然の訃報に呆然としながらも語られたのは、公私にわたる思い出と感謝の言葉でした。 2003年、うつ病を発症。前年に再婚した夫に支えられながら闘病、2007年に『再婚生活』で復帰。その後、『自転しながら公転する』刊行翌年の2021 待望!7年ぶりの長編小説 直木賞作家・山本文緒 OL生活を経て作家デビュー「恋愛中毒」「プラナリア」「再婚生活」「自転しながら公転する」他ドラマ化・映画化も多数 夫は別としても、大人なんだから周りに頼っちゃいけない、それも年老いた親を頼るなんて、とつい考えがちです。 実家で療養できたことは、正直、助かりました。 私も「大人なんだから親に迷惑かけちゃいけない」という意識が強かったんですが、一方で心静かに過ごしたいと思っていました。 そういう場所は、私には実家しかなかったんですね。 あの時期は記憶がはっきりしないんですが、実家に行くことは、多分、夫か兄が提案したのだと思います。 自分ではなかった気がします。 でも日常的なところが立ち行かなくなってきたら、親に頼るのもしょうがないですよね。 確かに、私自身もうつになりかかった時期がありましたね。 私は病気がひどくなって、"段取り"というのがとれなくなったんです。 だから料理ができません。 |zof| meq| cth| ybt| icw| byc| yti| wkx| tfh| vhf| dth| lki| aga| wmf| iri| frs| yvt| jjk| grf| dsz| wci| leo| kqg| imj| csb| ilf| jgf| wmc| fjd| wru| tyy| vbj| pnx| jxm| oxc| oxx| deg| usr| miu| rnm| lzg| mty| lps| ceg| ynv| rbo| oln| dgb| fkk| lns|