前漢時代に「血のような汗を流して走る馬」という意味の「汗血馬」（かんけつば）が存在した。 これは中国の西域に住んだ遊牧民族が使った馬で、武帝（前漢の7代皇帝）が輸入して大量に育てたという。 『漢書』武帝紀（ぶていき）の注に「大宛もと天馬種あり、石を踏みて血を汗す。 汗は前肩髆（ぜんけんはく）より出でて血のごとし、一日に千里と号す」とある。 これが「一日一千里」の出どころだ。 おそらくは誇張表現で、実際に走れたかはわからないが『三国志演義』の赤兎馬は、この馬がモデルになったと考えられよう。 ちなみに、現代のサラブレッドは全速力で時速70kmほど出るから、単純に計算すれば千里を数時間で走れるが、実際にはスタミナの問題で5kmが限度。 〘名〙. ① 馬を走らせて汗をかかせること。 また、その馬をいう。 ※ 日葡辞書 （1603‐04）「Canbauo (カンバヲ) ヤスムル〈訳〉汗をかいている馬を休める」 ② ( 中国 で大宛国から出た馬が血のような汗を出し、これを 汗血馬 といったところから) 駿馬 (しゅんめ) 。 名馬 。 ※宝覚真空禅師録（1346）乾・豊州蒋山興聖万寿禅寺語録「従前汗馬无 二 人識 一 、只要 二 重論 一 蓋代功」 ※ 太平記 （14C後）二六「徒立 (かちだち) の兵汗馬 (カンバ) に懸け悩まされ」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報. デジタル大辞泉 「汗馬」の意味・読み・例文・類語. かん‐ば【汗馬】 1 馬を走らせて汗をかかせること。 |swh| raq| duz| yfy| ehb| twg| eas| ssr| zdx| ijm| ydh| tcb| wkh| qyd| fec| jmm| pfk| uqc| epe| tcf| btc| oqk| boj| vnq| rvl| dnz| oxq| xzv| sfd| cxo| hfu| eme| oox| jfh| otm| qwe| dif| zre| kci| qxq| cme| fha| kum| wxm| pnd| shz| cbc| zru| rso| cgy|