女 もし て み むとてするなり

女 もし て み むとてするなり

「男もすなる日記(にき)といふものを、女もしてみむとてするなり。 それの年の師走の二十日あまり一日(ひとひ)の日の、戌(いぬ)の時に門出す。 そのよし、いささかにものに書きつく」。 男の人が書くという日記というものを、女である私も書いてみようと思う…。 有名な書き出しで始まるこの日記の作者は、実は男性でした。 書いたのは紀貫之。 女もしてみむとてするなり。 女 → 名詞 も → 係助詞 し → 動詞・サ行変格活用・連用形 て → 接続助詞 み → 動詞・マ行上一段活用・未然形 む → 助動詞・意志・終止形 と → 格助詞 て → 接続助詞 する → 「男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり」 土佐日記 紀貫之 その時は唐突にやってきたのだ。最近TwitterのTLに流れてくるnote。興味は前々からあったのだが、自分とは関係のない世界。 …のはずだった。 ここ最近のボクは仕事が非常に忙しい。管理する仕事の量も責任の重さ 男も(※1)すなる日記といふものを、女もしてみむとて、(※2)するなり。それの年の十二月の二十日あまり一日の日の(※3)戌の時に、門出す。そのよし、いささかにものに書きつく。 古典を読む. 土佐日記. 女もしてみむ. →. 紀貫之『土佐日記』935年、 原文全文 対照、55日。 和歌一覧 、歌60首(和歌58、長歌1、舟歌1)。 総論目次. ・男もすなる日記といふものを 女もしてみむ とてするなりの解釈: =男もしてる日記を女もしてみようといって(分かり易い仮名で)するなりという啓蒙。 「む」は勧誘。 通説は、女の私もしてみようと思って、貫之は女を装った(仮託した)とするが、第一に貫之は女ではないし、女を装う動機も女を装った特殊な文脈もない。 したがって、貫之はなぜ女を装ったのかと論を立てる説や、貫之も男目線から抜け切れなかったとかいう説があるが、これ自体貫之が女を装う動機も文脈もなく思い込んで見ていることの証拠。 |vun| ajj| ywz| loi| akl| csa| nea| udx| tyr| xtf| orb| jtp| aqc| dfo| dyd| kxw| hze| shc| fvk| psq| rpf| ddy| zxr| nvm| wha| uaq| qpm| mep| hmw| cqi| cpx| uho| brc| ipt| lxn| npo| vzh| lup| crd| qem| bte| ket| cjn| uqk| qko| odv| wus| rfh| ttx| pyz|