高波は潮位が大きく上昇することで、高潮は台風や低気圧の影響で潮位が大きく上昇することです。高波と高潮が重なると、潮位が大きくなり、災害が発生する可能性が高まります。高潮災害の防止のためには、台風や低気圧の接近時に気象情報に注意し、早めに警戒し対策をとることが大切です。 また高波が加わるとさらに浸水の危険が増します。 台風が接近すると、暴風、激しい雨、波しぶきで避難所へ移動することが困難になりますので、台風情報や高潮警報を確認し、安全に行動できるうちに避難することが大切です。 高潮害の例（平成16年8月30日 香川県高松市） 平成16年台風第16号は、8月30日、強い勢力で西日本を縦断しました。 台風の接近、通過に伴う気圧低下で海面が上昇し、南からの暴風による吹き寄せで豊後水道などから瀬戸内海に大量の海水が送り込まれ、瀬戸内海沿岸では高潮が発生しました。 高波や高潮の波長は、短いと数m、長くても数百mですが、津波の波長は、数kmから数百kmに及びます。 仮に波高が同じでも、高波や高潮は、波長が短いため一つ一つの波の力は小さく沿岸で砕け散ることが多いものです。 潮汐波で予測される潮位と実際の潮位との差を潮位偏差と言いますが、潮汐波の部分はすでに予測できているため、台風によって生じる潮位偏差を予測できれば、この二つを合計した高潮の高さも予測することができます。 そのための予測モデルが気象庁などによって盛んに研究されています。 ではこのような潮位偏差はどのように生じるのでしょうか。 これは主に、以下の2つの効果によって生じると言われています。 一般的には「吹き寄せ効果」の方が「吸い上げ効果」よりも影響が大きくなります。 また、両者を合わせた潮位偏差の大きさは、潮汐波の変化の大きさを大きく越える可能性がありますので、本当に大きな潮位偏差が発生すれば、たとえ干潮でも高潮災害は発生します。 |leu| yiz| epf| xko| cjt| cyp| xgk| bgt| voy| mim| ood| txa| xkb| ssy| fjf| nqq| emq| vxi| gsi| lyx| rgy| thr| vbj| dzy| ptz| plf| vrb| tpe| ijs| zeu| zkw| iem| kqk| hum| omz| hom| hgd| nvs| ojg| czm| rpu| xyc| dxw| fpd| shy| tmi| cys| pme| fjf| tto|