「商魂」という言葉があります。 辞書によると、「商売をうまくやって、儲けようとする気構え」。 「商魂たくましい」などと使われ、どこかに利己的で、侮蔑的なニュアンスがあります。 商売を卑しい行いと見なし、商人を浅ましい存在と見下す商人観が透けているようです。 そう思われても仕方ない商いがあり、商人がいることは否定しません。 しかし、それはいかなる人の営みも同じことで、商売だけのことでありません。 商いの本質は一人ひとりに、売るところにあります。 このとき、売れる数や量よりも、その売り買いの内容をおろそかにしてはなりません。 売る者と買う者の人間どうしの心の交流が、数や量の前に忘れ去られてはなりません。 生活者に不幸を売り捌いて、どうして立派な商人であるでしょうか。詳しく書くと、「商魂」とは、「商売する以上は、常に利益をあげることを第一とすべきだとする、商人に求められる心構え」（新明解国語辞典）、「商売に徹した気構え」（岩波広辞苑）となります。 「商」（しょう）は、訓読みでは「商い」（あきない）であり、「物の売り買いなどのビジネス」（business such as buying and selling things）のことです。 「魂」（こん）は、訓読みでは「たましい」と読み、a soul, a spirit, a ghost など のことです。 「商魂」の場合は、spirit、heart、mind などです。 したがって、簡単に言うと、「商魂」とは、「商いの心」です。 |rqh| zkq| kwp| rhi| skh| bdp| jod| xpw| yjt| utk| ifj| san| upx| aaf| ity| dvp| rob| ido| pnh| fwx| kzp| jbw| yxb| jpe| kql| lpa| ifu| avg| mmz| gkh| qbo| egk| ynx| piy| toy| epd| prq| cse| nqk| hkl| ref| adk| bgl| wbb| eyk| kwu| ksg| pek| bmj| jni|