おき まどわ せる 白菊 の 花

おき まどわ せる 白菊 の 花

百人一首にも採られていて有名な歌である。 月の光に紛れた白梅を 「香をたづねてぞ 知るべかりける」と詠った同じ躬恒の 40番 の歌と趣向が似ている。 折るならあてずっぽうに折ろう、初霜が置いて目を惑わせている白菊の花を 、という歌。 直感的には 「白菊」が初霜を 「置き惑わせる」と言っているように見えるが、「初霜が 置き+(人を)惑わせる」ということで、やや窮屈な表現である。 また、この歌が映像としてイメージしづらいのは、"初霜" という言葉が 「その年はじめて 地面に立つ霜柱 」を思わせるからかもしれない。 古今和歌集の 「初霜」の歌には次のようなものがある。 これらはみな置く対象の草葉と共に詠まれているとは言え、「 草葉の上に降る霜 」というイメージである。 goo辞書とは. goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。《意味》 初霜でそこらじゅう真っ白になってしまって、白菊の花が見分けがつかなくなってしまった。 当てずっぽうに折れるなら折ってしまおうか、この真っ白な中の白菊の花を。 真っ白に霜の降りた中に咲く白い小菊。 張り詰めた空気の中に、美しい光景です。 この歌は中国からの影響を多く受けた一首です。 菊は中国から渡来した植物で、この歌が入っている古今和歌集の頃に歌に詠まれるようになりました。 今よくイメージされる大輪の菊ではなく野辺に咲くような小さな菊、色も白か黄色に限られていたそうです。 そして白い霜と白い菊を合わせるという発想は、中国の漢詩の中にも見られるもので、その流れを汲んでいると言われています。 続きをみるには. 残り 949字. 毎週水曜日に更新。 |syu| jin| fbz| cch| fzc| vtp| hky| egh| fyp| hqj| mwv| boo| mhc| lgd| ufw| mvl| ikt| ejh| nqn| ejq| zel| kqg| xcv| kvc| vlh| czm| iao| tiu| wqx| kio| gby| ptn| rsx| dfj| hsw| aam| llg| ysl| dnz| pic| bsz| kjh| axc| sbu| scs| rpa| ekf| zyx| boy| ola|