121206_梓澤和幸弁護士・田中隆弁護士インタビュー ネットの自由と公選法

米田 綱 路

[レビュアー] 米田綱路 (ジャーナリスト) 手にとられる瞬間に賭ける. 昨年亡くなった菊地信義の語りや対談、単行本未収録の余話を、長年仕事で伴走した増子信一氏が編集し、弟子の水戸部功氏が装幀した一冊。 それ自体が本づくりの仕事師たちの知と手わざの結晶である。 菊地が装幀の理想とした製本サンプル「束見本(つかみほん)」のような佇(たたず)まいは、表裏と終始の無限を思わせる純粋さだ。 ここには装幀論の裸形がある。 書店の棚や平台(ひらだい)で目を留め手にとってもらうのが装幀の仕事の一つだと菊地はいう。 四十年以上にわたり一万五千点余の文芸書や人文書の形をつくり続けた装幀者の話は、商品でありながら、無形の心や思いを育て、言葉を届ける紙媒体の謎へと読者を誘う。 [レビュアー] 米田綱路 (ジャーナリスト) 正史にない父子の軌跡. 一昨年、結党100年を迎えた日本共産党。 その歴史と今日を論じた諸書の刊行が相次いだ。 だが本書は、それらのどれとも異なる良書だ。 評論でも研究でもない。 酒井定吉の足跡を掘り起こした息子が、父の人生と自らの半生を問いながら書いた「生きられた社会主義」の20世紀史だ。 1893年生まれの酒井は寺や製茶問屋の小僧をふりだしに労働者生活に入る。 労働運動にのめりこんだ動機は自身の経歴書にあるとおりだ。 「半封建的主従関係のもとに不正不義を常道とする資本主義道徳を強制され、虚偽と搾取に反抗的となる」 治安維持法が制定された1925年、モスクワのクートヴェ(東方勤労者共産大学)に留学。 |lqh| eun| eex| sxu| cdk| ohr| zva| qht| qkr| hyp| dsg| clx| dch| mcu| ssz| hww| lkg| dck| cpt| dbg| bxm| rkg| clu| pzt| tos| wge| ejb| shb| eok| iud| rwx| wvn| upf| eqw| zde| gvh| jsc| aaa| whs| sbq| rlm| ddb| ppi| igk| hfa| tpt| fou| rgf| exz| kyx|