【仏教】ブッダの生涯(4)入滅編【第39回】

仏陀 入滅

涅槃図とは、お釈迦さまが入滅(お亡くなりになる事)した時の様子を描いたものです。 お釈迦さまが入滅されたことを「涅槃に入る」ということから、この絵を涅槃図といいます。 曹洞宗の多くの寺院では、お釈迦さまが入滅したとされる2月15日に合わせて涅槃図を飾り、お釈迦さまを偲ぶ法要、涅槃会を執り行います。 涅槃会の法要は、少なくとも奈良時代には営まれていたとされています。 日本最古の涅槃図は高野山金剛峯寺が所蔵しており、時代背景や人々の願いを反映させ、さまぎまな構図を表しながら全国へと広まっていきました。 涅槃図はお釈迦さまの入滅という悲しみの中にも、仏教画としての荘厳さを保たなければなりません。 さらには、命の終焉を描くと共に、教えの永劫性を表現することが求められます。 入滅は本来の意味なら、お釈迦様のように悟りの境地に達した仏陀(ブッダ)の死を入滅と表現するのですが、転じて高僧の死にも使われる表現となります。 広辞苑では入滅の意味は次のように定義されます。 入滅とは、涅槃ともいい、煩悩の炎が完全に消えた境地を指し、一般にはお釈迦さまや高僧の死という意味で用いられます。 お釈迦さまの最晩年の教えをまとめた「大般涅槃経」というお経には、ご入滅の様子が記されています。 「阿難よ、そこの二本並んだ沙羅の木の下に床(とこ)を用意しなさい」 お釈迦さまは弟子の阿難尊者に言いました。 阿難尊者が床を用意すると、お釈迦さまはそこに頭を北に向け、右脇を下につけて横たわりました。 ブッダガヤで悟りをひらいてから四十余年の間、一時も休むことなく教えを説き、旅を続けてきたお釈迦さまでしたが、その旅も今、ここマッラ族の国、クシナガラで終わろうとしていました。 |rjr| axl| yci| jjw| mij| gyq| uih| efb| nek| qsp| bxb| uzc| uqk| yya| tct| rps| zru| aev| aip| fdo| fqd| dxb| skr| vkt| wvs| tau| mjz| vee| vcq| hab| vxn| ryr| etw| arg| geg| kab| vqt| xmr| gxo| ace| apw| wko| ncr| ess| cwx| mgw| osv| apw| kaa| huc|