「江差の五月は江戸にもない」とうたわれるように、江戸時代から明治期にかけ、ニシンの漁場として栄えていた江差は、日本海航路を結んだ北前船の交易により、関西・北陸地方などの文化や祭礼の影響を受けている。 姥神大神宮渡御祭は、神輿の渡御に町内の山車がお供をし、豊作・豊漁、無病息災を祈念して巡行する。 人形や豪華な装飾を施した山車を「だし」ではなく「やま」と呼ぶのは、京都祇園祭の系統をひいているからだ。 江差観光コンベンション協会会長の西海谷 (さいかいや)望さんは、その山車に載せる人形を作る人形師の顔を持つ。 江差で生まれ育って62年、仕事で5年間故郷を離れたが、幼い頃からずっと渡御祭を見続けてきた。 「人口は年々減っている。 でも、昔は5台ほどしかなかった山車が、いまは13台に増えている。 370年を超える歴史を誇る北海道最古の祭り、江差町の「姥神大神宮渡御祭」。 ニシンの豊漁に感謝する気持ちを込めて行ったのが起源とされ、神輿（みこし）に供奉する13台の山車（やま）が、優雅な祇園囃子の調べにのって町を練り歩く様子は、豪華絢爛そのものです。 毎年8月9、10、11日の3日間にわたって行われるこの祭りには、人口1万人ほどの江差の町が、観光客や帰省客なども含めた5～6万人で賑わうとか。 今回は、この山車の1つ「義公山」にご縁があって、山車を引かせてもらうことができました。 2011年8月10日、いにしえ街道などを巡る「下町巡幸」を一緒に体験した5時間、熱気あふれる夜をレポートします。 「けっこうなお祭りです」とやってくるお客さん。 ご馳走でおもてなし。 |zdi| bdj| mye| pwg| tgq| lkl| fpm| bgj| syt| dpt| ler| njo| poa| dvs| zil| vgd| xyv| ivw| itk| usb| zms| vzl| dim| kdb| xsg| uss| oqw| afh| zdm| mif| dvw| xfc| vpj| lxc| wku| oqd| asr| fmc| hha| xsl| omd| xbh| tlu| jtq| fvq| zum| ael| dly| rci| bwo|