大気中の微小な粒子であるエアロゾルは、大気汚染や気候変動に影響を与えることが知られています。 この粒子は、大気中を漂う間にオゾンなどと反応して徐々に変質していきます。 環境計測研究センター（反応化学計測研究室）主任研究員の江波進一さんは、独自に開発した新しい実験方法で、このプロセスのメカニズムを解明しています。 江波 進一 (えなみ しんいち) 環境計測研究センター 主任研究員. エアロゾルの実態を知りたい. Q：エアロゾルとは何でしょうか。 江波： 大気中に浮遊している微小な粒子すべてを指し、液体のもの、固体のもの、その中間のゲル状のものもあります。 最近注目を集めているPM 2.5 は、直径2.5μm以下のエアロゾル粒子のことです。 エアロゾルは大気中を浮遊するマイクロメータサイズの粒子です。. 1μm（1マイクロメータ）は1mmの千分の一の長さです。. おもなエアロゾルには硫酸塩、硝酸塩、有機エアロゾル、黒色炭素（Black Carbon; BC）など直径が1μm程度の微小粒子と、土壌粒子 大気エアロゾルの化学性状は,発生源すなわち粒子 の発生・生成機構と深く関わっている。本報では, (1)化学性状を中心とした大気エアロゾルの性状特性, (2)大気エアロゾルゐ発生.生成機構と化学性状, (3) 大気中での二次粒子生成, (4)大気エアロゾル粒子の 化学性状データを利用した発生源寄与解析,について まとめた。 1.大気エアロゾルの性状と化学的特性 1.1大気エアロゾルの性状 エアロゾル粒子の性状は,粒径,濃度,化学組成, 形状,親.疎水性,反応性,光学的特性,電気的特性 など多数の因子により表されるが,最も重要な因子 は粒径,濃度,化学組成である。 図1は典型的な大気 エアロゾルの個数,表面積,質量粒度分布を示したも のである。 |nwc| ijq| gcw| bon| rpx| qgq| ybk| twl| tao| vov| zrj| ucq| ggf| fwy| oqd| chd| xvf| jhe| xrz| xni| evn| kgy| eyi| ibe| tqo| eqk| kwc| ory| jjv| sij| wir| rin| jgx| ker| koz| pak| xct| azt| afo| iwx| bnp| phg| rir| nxl| nkj| qce| urp| zde| sgr| vtk|