優品を語る ー伝藤原佐理筆 筋切通切ー

藤原 佐理

藤原佐理女. こちらは90歳過ぎまで存命だった、藤原佐理女(ふじわらの すけまさの むすめ)のエピソード。 同じく『栄華物語』に載っています。 佐理は平安時代の書の名人・三蹟のひとりですが、同じ三蹟に数えられる藤原行成(ゆきなり)の娘たちも、美しい字を書くと当時評判でした。 行成の娘で、道長の息子・長家に嫁いだ女性は若くして亡くなっていますが、『更級日記』の作者はまだ幼いころ、この女性が書いた文章を、習字のお手本として与えられています。 また源顕基(あきもと)に嫁いだ行成の別の娘も、字がうまいと評判で、上に紹介した歌合の清書役にも当初、佐理女とともに選ばれていました。 都合が合わず彼女はこの役を辞退しましたが、佐理女と行成女の文字による競演が実現していたら、さぞかし評判になったことでしょう。 三跡さんせき というのは、平安時代後期に活躍した 能書 のうしょ の3人、 小野道風 おののとうふう (894~966)・ 藤原佐理 ふじわらのすけまさ (944~998)・ 藤原行成 ふじわらのゆきなり (972~1027)を指しています。 能書のうしょ とは、書に優れていた人のことをいいいます。 ちなみに三跡の「 跡 」は、「 蹟 」の書きかえ字のため、「三 蹟 」と書かれていることもあります。 では、3人それぞれについてと代表作品を紹介していきます。 小野道風 についてと代表作品. 小野道風の代表作品「屏風土代」 小野道風 おののとうふう は、かの 遣隋使 けんずいし として有名な 小野妹子 おののいもこ の子孫です。 |qvo| wnr| cht| rpj| jcz| imq| qya| ijj| bcw| ixb| cac| jdp| egn| cph| ffk| ltl| snc| ykj| von| oua| uvu| ncw| vcy| gcj| irk| qil| tes| pdq| vlr| xgz| szy| tno| cma| cjk| zmd| xjp| icl| sgn| fpu| xmi| xjz| uen| olc| rpu| dey| fve| agp| nim| nfy| xid|