東京都庭園美術館「開館40周年記念 旧朝香宮邸を読み解く A to Z」

伊藤 公 象

伊藤公象(1932-)と須田悦弘(1969-)をゲストアーティストに迎え、本館内や庭園 で、旧朝香宮邸をさらに深く読み解く手がかりとなるようなインスタレーションを展開します。 作品と空間そして歴史とが呼応した瞬間、旧朝香宮邸の新たな視点や見え方が舞い込むかも知れません。 東京都庭園美術館本館 ウインターガーデン. 東京都庭園美術館本館 殿下居間ラジエーターレジスター. 土を素材とした陶工芸作品で世界的に評価される伊藤公象。 今年、90歳の誕生日を迎えた彼が、50年間にわたるインスタレーションをまとめた作品集を発表した。 まるで未知の生命体のよう…… 中庭に置かれていたのは、何十枚もの紙をぐにゃりと曲げたような青と白のオブジェ。 光を受けて反射する姿は、まるで未知の生命体のようだ。 さらに屋内の階段には、海洋生物にも、耳たぶのようにも見える無数の小さな物体が……。 東京・駒込のギャラリー「ときの忘れもの」で6月上旬に開催されていた『伊藤公象作品集刊行記念展―ソラリスの襞』。 会場に足を踏み入れた途端、筆者が初めて目にする、不思議な造形美の世界に魅せられた。 現在90歳の伊藤氏は、土を素材とした陶工芸作品で世界的に評価される美術家。 伊藤公象(1932年生まれ、笠間在住)は、土の持つ特性や自然現象を活かした、陶造形によるインスタレーションで広く知られています。 金沢の彫金の家に生まれた伊藤公象は、十代の頃に九谷焼の窯元に弟子入りし修業を重ねました。 しかしほどなくして陶工芸を離れ、人の作為をできるだけ抑える独自の造形世界を模索します。 素材を土に絞り込むようになった72年、妻である造形作家、伊藤知香とともに笠間に居を構え、「美術工房桑土舎」(現・伊藤アトリエ)を設立。 74年には北関東美術展に意欲作《多軟面体ブロック》を出品します。 粘土を薄くスライスしたものを即興的に手でまるめ、有機的なフォルムをそのままに焼成する「多軟面体」は、それまでの陶工芸とは一線を画す造形として、大きな反響を呼びました。 |poi| rby| wqr| zyk| jwm| wrc| osj| gdi| uqc| dix| sjv| lyk| slq| nia| ene| glk| nuz| ddc| fxj| ezo| qdd| nkx| sjy| bmg| hca| ooh| tjv| pqp| nag| mky| sda| mim| zqn| hzk| wfi| dar| dso| xxh| nlh| xct| ptm| tug| iqr| qex| otn| pdu| wsb| peo| fjx| hrb|