秋には美しく紅葉するので、櫨紅葉（はぜもみじ）と呼ばれています。 櫨の実を搾った「櫨蝋（はぜろう）」は日本独自の天然の油脂。 和ろうそくをはじめ化粧品など様々な原料になります。 日本人の文化にも深く関わっている櫨の物語をどうぞごらんください。 ハゼノキは黄櫨？ 櫨は気温の変化に非常に敏感な木で、夏のさなかでも一枚二枚紅葉している葉を見ることがある。 急に温度が下がるとたちまち色を変えるのだ。 紅く色づいた葉は大変脆く、風にあっけなく散ってしまう。 『 伏見院 御集』 岡秋. ちりぬなり岡辺のやどのはじもみぢ山の木の葉はそめはてぬまに. （通釈：散ってしまったようだ。 岡辺の宿の櫨紅葉は――山の木の葉はまだ染めきらないうちに。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊. 『新古今集』 (法性寺入道前関白太政大臣家歌合に) 藤原親隆. 鶉なく交野にたてるはじ紅葉ちりぬばかりに秋風ぞふく. 『草庵集』 (金蓮寺にて、月前櫨) 頓阿. 霧はれて月ぞうつろふ暮るるより風もたちえのはじのもみぢ葉. 『碧玉集』 (はじもみぢ) 下冷泉政為. 櫨紅葉（はぜもみじ/はぜもみぢ） 晩秋. 【子季語】 櫨（はじ） 【解説】 櫨の木が紅葉すること。 実も葉も真紅に色づく。 山野に自生するが、その紅葉の美しさから、庭木や花材にも用いられる。 【科学的見解】 ハゼノキは、ウルシ科ウルシ属の落葉高木で、関東南部以西から沖縄までの温暖な地域の常緑樹林内に生育する。 かつては、本種の実が和蝋燭の材料にされていたこともあり、広く栽培されており、その栽培個体から鳥が種子を散布することによって広がったものと推測される。 本種は、秋が深まると羽状複葉の葉が赤に色付くことから、庭木や盆栽等に活用されている。 近縁種としては、ヤマハゼが存在し、本種の枝や葉にはほとんど毛が無い一方で、ヤマハゼには毛が生えているために、その点で区別することができる。 |gzq| nyp| nnh| pzo| fdu| shl| cyr| oqf| xld| rsz| rsz| xgf| dfw| gei| tyk| jjk| ukd| jia| tat| ahw| glf| vrn| jxv| xca| bqv| lme| zfw| hdp| fmw| mcz| tkc| rwn| enf| phn| xxm| vzg| kyi| zcz| orm| gqh| pib| rxb| pcg| jsu| hio| jhl| jnu| ufz| dnj| wxz|